わが家のコロナ体験記

2022年10月1日(土)、朝のこと。中学2年の息子が「のど痛〜い」と訴えながら起床。
はじめは、かぜだろうと思ってさして気にしていなかったが、しばらくして気づいた。
数日後にガイド登山の仕事を控えている。コロナ濃厚接触者になってしまったら、仕事は流れる。

2日(日)の午前は雨でぬかるんだ田んぼで少しだけ稲刈り。午後はよしゃいいのに、不安なままに88歳の老いた母をクルマに乗せて姉夫妻のレストラン往復。濃厚接触者の可能性高いのにダメじゃん。夜になって不安になり、ようやくガイド登山のクライアントに現況をLINEで報告。「もしかしたら濃厚接触者になった可能性あります」と。

3日(月)、朝一番で市内行きつけの唐沢内科を受診。あらかじめ電話連絡しておいたので対応が早い。クルマに乗ったままで検査受診。息子は陽性、私は陰性の判定で、発症してはいないものの濃厚接触者確定なので、改めてクライアントに連絡してガイド登山を中止に。あ〜あ。出発が3日後に近づいたこの期に及んでごめんなさい!

5日(水)、妻が発熱。頭痛とともに伏せる。息子とともに多めのカレーを作る。これで彼ひとりでもご飯は食べてける。ちなみに息子はカレーの香りがしないことを気にしていた。コロナの症状を調べたら味覚嗅覚障害が出てくる。なるほど。

6日(木)昼前、ぼくが突如発熱。来たな。
妻と同じく頭痛を併発。なかなか辛い。それでも頭痛は二日間で去り、発熱も37.7 ℃が最高。私は加えてお腹が痛い。胃なのか十二指腸なのか。妻は7日に起き始め、私は8日までまるまる寝込む。9日も10日も悪天候だし畑や田んぼに出ずに療養。


11日(火)は五十嵐整体院へ。
12日(水)は上高地へ常念小屋の荷揚げ仕事に。少し復調したか?
13日(木)私の罠にシカが、でっかいオスジカがかかってしまったので、処分。めちゃ重労働。
14日(金)は思いっきり畑で働いてしまう。甘く見ていた。
15日(土)前日頑張りすぎて朝から頭痛。頭を抱えながら稲刈りとサツマイモ掘り。それでもおかげで我が家の稲刈りは終了。

無理して刈ったイネ。

16日(日)、ぼくはまたしても頭痛により撃沈。右の偏頭痛で17日(月)まで寝込む。18日(火)朝は快調だったので、勇んで撮影の仕事に。ところが午後からまたまた頭痛。今度は左の偏頭痛で水曜日またまた寝込む。妻はすでにかなり復調しているよう。
20日(木)朝、まだ頭痛いが約束の仕事なので無理に出かける。現場の上高地に着いたがフラフラ。しかしゆるゆる仕事をしているうちに次第に復調してきた。山のいい空気と景色が効いたのか、次第にスッキリ。ここ数週間、忘れていた爽やかさだ。ようやくコロナから解放か?
22日(土)、脱穀作業。豊作だったし、気分スッキリ。妻も調子よさそうだが、まだときどきせきこんだりする。
28日(金)、仕事で再び上高地。まだ少し不安が残り、足腰にも力が入らない。それでも気分よく仕事。
30日(日)午前中はタマネギ定植。午後は猟友会有志で射撃講習。

タマネギの定植、慣れてリズムに乗るとたのしい

10月31日(月)、畑に田んぼに一日中動き回る。ようやく完全に復調した自信が湧いてきた。やれやれ、

その後、復調したとはいえ、やはり元通りではない。たとえばお酒だ。ぜんぜん飲めない。それでもともし飲むと、必ずと言っていいほど翌日以降に影響が出てしまう。三日酔いするとこもある。
※ということで、半年後の現在、ぼくはお酒を飲まない生活を続けています。これはこれで趣味の自転車などに乗るときにとても快調で都合がいいのです。妻と息子はすっかり元どおりに戻っているようです。

桜咲く

仕事にて耕作中の畑にて。サクラはサクラでも、ソメイヨシノではありません。なんという種類なのかはわかりません。いわゆるヤマザクラです。シウリザクラとかオオシマザクラとか、ヤマザクラにもいろいろあるようです。どれなんでしょう。今度、本気出して調べてみようかな。花が咲いている今のうちでないと判別つかなくなってしまうよね。

共同ムギの刈り取りをしました

昨年手に入れたバインダーを駆使しての麦刈り。土手際はなかなかうまく刈れなかったけど、畝の端っこをちょっとだけでも手刈りしてからだとバインダーでもうまくいきました。道具は使いようですよね。
刈り取ったムギは即座に脱穀。ご近所さんから無料で譲り受けたハーベスターを活用しました

 我が家では四家族共同の醤油を作っています。「醤油絞り師」という、プロの醤油職人の手助けもお願いしていますが、基本的には四家族だけで醤油作りをたのしんでいます。今回の麦作りもそのおたのしみの一環です。ムギを醤油作りの何に使うのかというと、醤油は発酵食品ですから、その元となる麹が欠かせません。醤油麹です。その醤油麹作りの材料として無農薬の玄麦(製粉してないムギの粒)が欲しかったのです。

 昨年の7月に収穫した麦から一部残しておいたムギを、11月に種まきしました。すぐに芽が出て、その小さなサイズのまま冬を越しました。3月になって日中の気温が上がるようになってから、ぐんぐんと背丈が伸びて、5月になると穂がついてきます。ネットをかけました。スズメたちから守るためです。今年は6月の中旬以降はとてもお天気続きで、穂の麦粒はあっという間に熟して乾燥してしまいました。水分計で30パーセントになったら刈り取っていいそうです。11.5パーセントぐらいにまで乾燥させればもうカビの心配はいらないそうです。でも、今年は刈り取る前の麦穂の状態ですでにしっかり乾燥していました。脱穀後も乾燥作業などする必要もなく袋詰めしてしまいました。このあとは来年の3月ごろに醤油の仕込みに利用される予定です。

田んぼの水を確保する

長野県松本市の東部にある中山地区の朝。早朝5時にここに集合

松本市東部の中山地区では田の水の確保がむかしから大変です。どの田んぼも3日に一度しか水を入れてはいけない決まりがあり、それはきちんと、どの地区はどの日というふうにカレンダーに振り分けられて、割り当て表は全農家に配られます。

たくさんの水が流れているように見えますが,いくつもの田んぼで分け合うことを考えると、まだまだ十分ではないようです。

有機マルチ

雑草を抑えるマルチというものがよく利用されます。黒いビニールを畝にかぶせてじゃまな草が生えるのを抑制します。とても便利ですが、利用後に畑に放っておいたら、これは石油化学製品とあり、自然分解されません。

そこで、有機マルチの出番です。

雑草に悩む季節だがその雑草が宝に見えます

誕生日でした

5月27日は私の誕生日。家族に愛情いっぱいの誕生日祝いをしてもらいました。

ガタレスモンキーレンチをもらいました